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基礎知識

LINEアカウントは亡くなったらどうなる?トーク履歴を家族に残す方法

LINEのアカウントは亡くなったらどうなるのか。引き継ぎや相続ができない理由、トーク履歴や写真がどこに残るか、家族が保存・削除する方法、生前にできる準備を解説します。

14分で読めます執筆:Sealkept 編集部

このガイドの内容
  1. 01LINEアカウントは相続・引き継ぎできる?
  2. 02トーク履歴や写真はどこに残っている?
  3. 03LINEに頼めばトークを見せてもらえる?
  4. 04時間がたつとどうなる?
  5. 05家族がトーク履歴を保存する方法
  6. 06生前にできるLINEの準備
  7. 07本当に伝えたい言葉は、LINEの外に

LINEのアカウントは、持ち主が亡くなっても自動では何も変わりません。追悼アカウントや引き継ぎの機能はなく、LINEの利用規約ではアカウントは本人だけのものとされているため、家族が相続したり引き継いだりすることはできません。トーク履歴は主にスマホとそのバックアップの中にあるので、家族に残せるかどうかは、スマホのロックを解除できるかにかかっています。

この記事では、LINEのアカウントが亡くなった後どうなるか、家族がトーク履歴を保存したり削除したりする方法、そして生前にできる準備をまとめます。LINEの仕様や規約は変わることがあるので、必ずLINEの公式ヘルプセンターで最新の情報を確認してください。ここでの説明は2026年10月時点で一般に案内されている内容をもとにしています。

LINEアカウントは相続・引き継ぎできる?

できません。LINEの利用規約では、アカウントは利用者本人に一身専属的に帰属するとされ、第三者への譲渡や相続はできない扱いになっています。Facebookの追悼アカウントや、iPhoneの故人アカウント管理連絡先、Googleのアカウント無効化管理ツールのような、あらかじめ誰かを指名しておく仕組みもありません。

そのため、LINEのデジタル終活は、アプリの設定ではなく「スマホ」と「バックアップ」の準備になります。他のサービスで使える引き継ぎ機能は亡くなった後のアカウント対応ツールで確認できます。

トーク履歴や写真はどこに残っている?

スマホの中

トーク履歴の本体は、スマホのLINEアプリの中にあります。スマホが動いてロックが開けば、すべてのトークがそこにあります。

iCloudまたはGoogleドライブのバックアップ

トーク履歴のバックアップを有効にしていれば、iPhoneはiCloud、AndroidはGoogleドライブにコピーがあります。ただし、このバックアップは同じLINEアカウントにログインした端末でしか復元できず、設定によってはバックアップ用のPINコードも必要です。家族が別のスマホで中身を見る、という使い方は基本的にできません。

アルバムとノート

トークやグループのアルバム、ノートに保存した写真は、トーク内に送った写真とは扱いが違い、サーバー側に残る仕組みです。トーク内で送った写真や動画には保存期間があり、時間がたつと開けなくなることがあります。大切な写真は早めに端末に保存しましょう。

相手のスマホ

見落とされがちですが、あなたが送ったメッセージは、受け取った相手のスマホにも残っています。娘さんのスマホには、あなたが送ったすべてのスタンプや一言が残っているのです。

LINEに頼めばトークを見せてもらえる?

原則として期待できません。LINEの1対1とグループのトークには、標準でLetter Sealingという暗号化が使われており、トーク履歴は端末側に保存されます。仮に会社に依頼しても、家族が読める形でトーク内容を受け取ることは、まず見込めません。

LINEのヘルプセンターでは、亡くなった方のアカウントについての問い合わせ方法が案内されています。主にアカウントの削除などの相談で、手続きや必要書類は変わることがあるため、問い合わせる前に公式ヘルプで最新の案内を確認してください。

時間がたつとどうなる?

家族が何もしなかった場合、すぐに目に見える変化はありません。プロフィール画像やステータスメッセージはそのまま残り、友だちのリストにも表示され続けます。

ただし、携帯電話の番号を解約したときは注意が必要です。LINEは電話番号でSMS認証をする仕組みなので、解約した番号が後に別の人に割り当てられ、その人がLINEに登録すると、元のアカウントが使えなくなる場合があります。長期間使われていないアカウントの扱いも、規約や運用で変わる可能性があります。LINEの他、ネット銀行やメールの認証コードを受け取るためにも、しばらくは携帯の回線を残しておくと家族の手続きが楽になります。

LINEスタンプや着せかえ、LINEポイントなど、購入したものやポイントも、規約上は本人のものとして扱われ、家族へ移すことは基本的にできません。

家族がトーク履歴を保存する方法

スマホのロックを解除できる場合は、落ち着いて、できるだけ早めに保存しましょう。

  1. スマホを充電し、Wi-Fiにつないでおく

    LINEからログアウトしたり、アプリを削除したり、スマホを初期化したりしないでください。一度ログアウトすると、元に戻せないことがあります。

  2. 大切なトークをテキストで書き出す

    保存したいトークを開き、トーク設定から「トーク履歴を送信」(Androidでは「トーク履歴をバックアップ」の中の「テキストでバックアップ」)を選びます。テキストファイルとして、パソコンや自分のクラウドに保存できます。画面の名前はアプリのバージョンで変わることがあります。

  3. 写真・動画・ボイスメッセージは個別に保存する

    テキストの書き出しには写真や音声は含まれません。残したいものは一つずつ端末に保存するか、アルバムから保存します。保存期間が切れたものは開けない場合があります。

  4. スクリーンショットも残す

    スタンプのやり取りや、何気ない一言の雰囲気は、テキストより画面のほうが伝わることがあります。

  5. アカウントをどうするか家族で決める

    必要なものを保存できたら、残すか、LINEの設定から削除するかを決めます。削除すると元に戻せず、友だちやグループからも外れます。

スマホが開けない場合は、故人とよくやり取りしていた人に相談してみてください。相手のスマホには、その人とのトークがそのまま残っています。

生前にできるLINEの準備

LINEを家族のために整える

このブラウザにのみ保存されます

スマホ全体の準備はデジタル終活のやり方、デジタル遺産の全体像はデジタル遺産の整理ガイドで詳しく解説しています。

本当に伝えたい言葉は、LINEの外に

家族のLINEには、何年分もの「今から帰るよ」や「ありがとう」が詰まっています。それはかけがえのない記録ですが、子どもやパートナーに最後に読んでほしい言葉を置く場所としては、少し心もとないのも確かです。

Sealkept はLINEのトークを保存することはできません。そのかわり、大切な言葉がスマホに頼らずに届くようにできます。家族一人ひとりに宛てた手紙や、声・動画のメッセージを残し、あなたがアプリのワンタップ、メールのリンク、SMSへの返信、自動音声電話、PIN、パスキーで定期的にチェックインしている間は封をしたままにします。応答が途絶えると、リマインダー、あなたが選んだ確認者への確認、猶予期間を経てから、それぞれの人にメールで専用のリンクが届きます(受取人へのSMSでの配信は準備中です)。

スマホのパスコードやLINEのバックアップ用PINのような情報は、確認者が確認したときだけ届く設定にでき、任意のプライベートシールで、受け取る人だけが答えられる質問かキーカードで開くようにもできます。答えや鍵はサーバーに送られませんが、質問とヒントはリンクを持つ人に見えるので、答えが本人にしか分からない質問を選んでください。データはすべて保存時に暗号化(AES-256-GCM)されますが、標準ではエンドツーエンド暗号化ではありません。仕組みはデッドマンスイッチとはで詳しく紹介しています。

LINEのトークは、誰かが保存しなければアカウントとともに消えていきます。でも、いちばん伝えたい言葉は、その日を待たずに準備しておけます。

FAQ

よくある質問

できません。LINEの利用規約ではアカウントは本人だけに帰属するとされており、相続や譲渡はできない扱いです。追悼アカウントや引き継ぎ人の設定もありません。最新の規約はLINEの公式サイトで確認してください。

原則として期待できません。LINEのトークは標準でLetter Sealingという暗号化が使われており、トーク履歴は主にスマホと本人のバックアップに保存されています。家族が残したい場合は、スマホから書き出すのが現実的な方法です。

スマホのロックを解除できれば、LINEの設定からアカウントを削除できます。スマホが使えない場合は、LINEのヘルプセンターの問い合わせ窓口から相談する方法があります。必要な書類や手順は変わることがあるので、公式ヘルプで最新の案内を確認してください。

アカウントが残っている間は、送ったメッセージは故人のLINEに届きます。スマホの電源が入っていなければ既読はつきません。既読がつかないことを辛く感じるご家族も多いので、無理に送らなくて大丈夫です。

トーク履歴のバックアップを有効にすること、大切なトークを書き出しておくこと、スマホのパスコードの託し方を決めること、そしてアカウントを残すか消すかの希望を書いておくことの4つです。

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